秋といえば、紅葉やイチョウの季節。
千葉県の有名どころでは松戸市の本土寺や大多喜町の養老渓谷、成田市の成田山新勝寺などが挙げられますが、市川市にも有数の紅葉&イチョウのスポットがあることを知りました。
「せっかくだし、1日でぜんぶ回ってみたら面白いのでは?」
休みを取れる日が1日しかないこともあり、ひとまずの勢いで企画を実行することに。今回は市川市にある紅葉&イチョウスポットを巡ってきましたので、写真たっぷりでお届けします!
紅葉&イチョウスポット巡りのルート
市川市の紅葉&イチョウスポットを回るにあたって進むルートがこちら。
ピン同士をつなぎ合わせただけなので正確な道を通るかはわかりませんが、基本的にこのルートで回っていくことにしました。
- 大町駅(スタート地点)
- 大町公園
- 市川市霊園
- 市川市民キャンプ場
- 法華経寺
- 葛飾八幡宮
- 真間山弘法寺
- 下総国分寺
- じゅん菜池緑地
- 回向院市川別院
- 国府台緑地
- 里見公園(ゴール地点)
紅葉&イチョウスポット巡りで決めたルールは以下の通りです。
移動手段は小回りの利く自転車で
市川市内といえど広いため、当初は車での移動を予定していました。
しかし、巡回するルートを見てみると高低差の激しい、かつ細い路地を通る必要があります。車で移動するよりも小回りが利く自転車の方が移動しやすいです。
中には駐車場がない場所もありそうだったので、今回は自転車で移動することにしました。
タイムリミットは日没までの約8時間
丸1日は取材に使えるので、朝から夕方までの8時間を所要時間とします。
秋にもなると夕暮れはかなり暗いです。ライトアップされていない紅葉やイチョウはほとんど見えなくなってしまうので、なんとかして回り切りたいところ。
1か所あたり20~30分で回れば、移動時間も含めてギリギリ間に合うだろうという計算結果が出たのでなんとかなるでしょう。
大町駅からスタート
今回のスタート地点は市川市の北端、北総鉄道の大町駅から。
妙典・行徳エリアに住んでいる筆者は大町駅までの間ですでに10km以上の距離を爆走してクタクタですが、まだ旅ははじまったばかり。さっそくスポットを回っていきます!
スポット①大町公園(もみじ山)
はじめに訪れたのは大町公園。
市川市動植物園の入り口から右手にあるルートを進んでいき、ガイドに従って公園内へ向かいます。
11/21から大町公園内にあるもみじ山を開放していたこともあり、多くのひとで賑わっていました。
秋のおだやかな日差しと紅葉のコラボレーションに、企画で来たことも忘れてうっとり。
ここ数年のもみじ山は、色づきがあまり良くないそうです。
しかし、大町公園内に紅葉を見られる場所はたくさんあるため、十分に楽しめる場所といっても問題ないでしょう。
このあと回るスポットや移動時間を考えて30分程度で移動しなければいけないのに、気が付けば1時間30分くらいいました。
名称:大町公園 所在地:千葉県市川市大町184-2 営業時間:9:00~17:00
スポット②市川市霊園
続いてやってきたのは、市川市霊園です。
中央の大通り沿いにあるイチョウ並木が絶景ということで立ち寄ってみることに。
先日の強風で、イチョウのほとんどが散ってしまった木々も散見されました。
それでも並木道から眺めるイチョウは圧巻です。
名称:市川市霊園 所在地:千葉県市川市大野町4丁目2481 営業時間:8:00~17:00(11月~2月)
スポット③市川市民キャンプ場
細い小道を走っていき市川市民キャンプ場へ。入口から紅葉した木々が見られ、期待も高まります。
と、思っていたのですが……
なんと入場には事前予約が必要とのこと。
どうしようもないので、市川市民キャンプ場の紅葉は断念。次回はきちんと予約を取ってキャンプを楽しみつつ紅葉を見たいと思います。
名称:市川市民キャンプ場 所在地:千葉県市川市柏井町2丁目992-1 営業時間:9:30~16:30
スポット④法華経寺
次にやってきたのは法華経寺。
イチョウが見られるスポットと聞いていましたが、やはり先日の強風の影響かほとんどの葉が散っていました。
枝の先端には、強風に負けじと輝くイチョウたち。
五重塔の付近にある木々も散っていましたが、沿道のイチョウはまだ見られます。
参道ではときおり枯れ葉が舞い落ち、秋の終わりを告げているかのよう。
境内では、和装に身を包んだカップルが結婚写真を撮影しに来ていました。こんな時期だからこそ、ふたりで協力し合い、支え合いながら幸せになってほしいものです。
紅葉もわずかながら見ることができました。
名称:正中山法華経寺 所在地:千葉県市川市中山2-10-1 営業時間:不明
スポット⑤葛飾八幡宮
長い坂道を下って次に訪れたのは葛飾八幡宮。
ここでも強風の影響によってイチョウの多くが散ってしまったようです。
イチョウの絨毯と夕日の組み合わせって良いですよね。
七五三のお参りか、可愛らしい和装の親子連れがたくさんいます。
11月の28・29日には、感染症対策として規模を縮小してのライトアップ「煌kirameki2020」が開催されるようです。
この辺りでだいぶ日が落ちていましたが、まだ半分も回り切れていません。市川市、紅葉とイチョウの名所多くない……?
名称:葛飾八幡宮 所在地:千葉県市川市八幡4丁目2-1 営業時間:9:00~16:00
スポット⑥真間山弘法寺
続いては、真間山弘法寺。
紅葉はだいぶ枯れ気味ですが、まだ残っていました。
静かな雰囲気のなかで紅葉やイチョウを楽しめます。
真間山弘法寺には駐輪場がなかったものの、境内の邪魔にならない場所であれば停めてもいいとのこと。
何時間でも過ごせそうですが、まだ残りのスポットがたくさんあるので足早に次へ向かいます。
名称:真間山弘法寺 所在地:千葉県市川市真間4丁目9-1 営業時間:不明
スポット⑦下総国分寺
真間山弘法寺から細い路地を走ること数分、下総国分寺へやってきました。
紅葉のスポットだそうですが、大きな紅葉の木が1本のほかにそれらしい場所は見つからず。
時期が悪かったのでしょうか?
ですが、これだけしっかりと咲いている紅葉に出会えたので良しとします。
名称:下総国分寺 所在地:千葉県市川市国分3丁目20-1 営業時間:不明
スポット⑧じゅん菜池緑地
続いてはじゅん菜池緑地。
大きな池をぐるりと囲むように道があり、景色を楽しみながら歩くことができます。筆者は初めて訪れましたが、まったりできて良いところです。
紅葉の色が場所によって違うのは日当たりの影響でしょうか。
自然の景色に癒されること間違いなしのスポットです。
名称:じゅん菜池緑地 所在地:千葉県市川市中国分4丁目27 営業時間:不明
スポット➈回向院市川別院
続いては、回向院市川別院です。
傾斜の激しい山道を上ったり下ったりとヘトヘトになりながら進んでいきます。
そして、地図上ではそれらしいところへ来たのですが……
どこから入ったらいいのかわからない!!
周辺を回ってみましたが入口らしきところは見つからず。中にはカフェもあるそうで楽しみにしていたのですが、泣く泣く断念。
いつかリベンジします。
※追記 新型コロナウイルスの影響でカフェは休業中だったそうです
名称:回向院市川別院 所在地:千葉県市川市国府台5丁目26-12 営業時間:不明
スポット➉国府台緑地
気を取り直して、次は国府台緑地へ。
出入口が複数あるとのことだったので、ルートに一番近い場所から入ります。
入り口から少し進んだところで、あることに気づきました。
ここどこ??
国府台“緑地”というだけあって、辺り一面は木・木・木。ここまでで休憩もなく7時間近く移動し続けた疲労のせいか頭もぼーっとしていて、どの道から来たのかすらよく覚えていません。
ジブリの世界にでも転生したのだろうか……?
事前に見た写真ではもっと開けた場所があったのですが、よくわからないまま道を進んでいくと別の出入り口にたどり着き、外へ放り出されました。
もしかすると途中でルートを間違えたのかもしれません。
名称:国府台緑地 所在地:千葉県市川市国府台4丁目5 営業時間:不明
スポット⑪里見公園
いよいよ最後のスポット、里見公園です。
もはや完全に日没してしまいタイムリミットオーバーでしたが、ここまで来たので見て回ります。
遊具近くのイチョウは、先日の強風の影響をあまり受けていないようです。
この里見公園は個人的なお気に入りスポットなので、紅葉以外の時期にも何度か訪れています。
ちなみに上の写真はすべてカメラで明るさを調整したものです。
肉眼で見た明るさに近い景色は以下の写真をご覧ください。
暗すぎ。
名称:里見公園 所在地:千葉県市川市国府台3-9 営業時間:8:00~17:00
まとめ
そんなわけで、市川市内の紅葉&イチョウスポットを11カ所(紅葉&イチョウを確認できたのは9カ所)回ってきました。
「市内なら1日あればぜんぶ回れるだろう」と時間や距離を甘く見積もっていたことに加えて、各スポットのリサーチ不足が反省点です。
とはいえ市川市内には素晴らしいスポットがあることを知れたので、来年は入念なリサーチを行い、1日で回ろうなんて無茶はやめてじっくりと楽しみたいと思います。
翌日、筋肉痛に襲われたのは言うまでもありません。